島根ではばたけ U・Iターン者紹介 Catch your Dream

Personal DATA

出身地/青森県 京都市→三隅町
職 場/石正美術館
平成16年 Iターン

龍谷大学大学院修了後、同大学客員研究員、講師を務め、地域文化研究所代表、種智院大学講師なども兼任する。平成12年に石正美術館主任学芸員就任。現在、NHK広島文化センター講師も兼任している。

人良し、自然良しの石見で町づくり

希望がかなう美術館
 イタリアの小さな教会をイメージして建てられた「石正美術館」。日本画家・石本正画伯の作品を収蔵・展示しています。
  この石正美術館の主任学芸員である神さんは、美術館開館前年、平成12年に三隅町へIターンしました。当時龍谷大学で講師を務め歴史景観を生かした町づくりの助言なども手掛けていた神さんに、同大学の先生(瑞穂町出身)が「三隅町で美術館を核とした町づくりをしてみないか」と勧めたことがきっかけとなり、またちょうどその頃江津市出身の教え子から偶然来た手紙で石見の人びとの暮らしぶりや人柄を知りIターンを決意したそうです。
  「石見は食べ物がおいしい、季節の移ろいを肌で感じられる。人良し、自然良し、歴史や文化もたぐいまれな場所。子どもも三隅で過ごしてよかったと言っています」と笑顔で語る神さん。
  美術館で来館者に石本作品の解説をすることはもちろんですが、新たに4月から町の人たちといっしょに「観光コンシェルジェ」の試みが始まります。これは来館者たちの「あれが食べたい」「これがしたい」など、どんな希望もかなえてあげようという思いを形にしたものです。この取り組みによって美術館だけでなく町全体にお客さんの行動範囲が広がり地域の活性化につながっていくのです。
  「大学勤務時代には町づくりの助言まででしたが、ここでは自らが動き実践し、一つひとつ出来あがってきておもしろいです」。神さんと町の人たちがどんな町をつくりあげていくのか目が離せません。

三隅町神 英雄(じん ひでお)さん(50歳)
神さんの解説に涙する人も…
こだわりのコーヒーも大好評
小高い丘に建つ石正美術館
地元・奥出雲産の素材を生かす
石見の人になりたい
 町のみなさんに温かく迎えられ、大変よくしてもらった。その恩返しをしたい。「観光コンシェルジェ」の活動を通して地域の活性化に努めたい。また、早く「石見の人間」になりたいと思っている。石見弁も修業中。石見の人になるために努力していきたい。
地域のひとにならって
 これまでいた都会地でのネットワークを生かして何かをしたいという思いではなく、UIターンした地に暮らす人たちが持っている知識や経験を教えてもらい一緒にするという気持ちが大事だと思う。
  竜田靖之さん 美和さん
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