島根ではばたけ U・Iターン者紹介 Catch your Dream

Personal DATA

出身地/東京都 住まい/東京都→八雲村
職 場/出雲民藝紙工房
平成16年 Iターン

大学の芸術学科で日本画を専攻。4年修了後も研修生として1年間日本画を学ぶ。その後歯科医院アシスタント、派遣業を経て平成16年1月から八雲村の出雲民藝紙工房で産業体験。和紙づくりを学んでいる。

友人からの手紙で「これだ!」と思った

紙づくりは楽しく、有意義な毎日です
 松江市の南、清らかな水の流れる静かな山間の村、八雲村。この八雲村に故安部榮四郎氏によって誕生し、高い評価を受ける出雲民藝紙をつくり続けている出雲民藝紙工房がある。この工房で和紙づくりの産業体験をしているのが本間千絵さんだ。
  何か伝統工芸の仕事に就きたいと思っていた本間さんの元へ、ある日、友人から一通の手紙が届く。その「手づくりの紙でできた手紙」を手にした瞬間「これだ。紙をつくりたい」とひらめき、足を運んだ紙専門店で出雲民藝紙に魅せられた。「種類が多く、見ていて楽しかった」。こんなに楽しい紙ができる所はどんな所だろうと平成15年10月、工房を訪ねた。偶然、榮四郎氏の孫で出雲民藝紙の継承者である安部信一郎さんと話す機会があり、「ここで学びたい」と強く思った。そして、平成16年1月初めにはもう産業体験をスタートするという早さ。「いつもは慎重ですが、突拍子もないことをするときもあるんです(笑い)」。紙づくりのすべてを習いたかったという本間さんの希望通り、紙すき前の作業も含めすべての工程を体験し、有意義な日々に表情が輝く。
  知り合いは一人もいなかったという初めての土地だったが、地域の行事にも参加し出会いが広がり「分からなかった言葉も今では話せます(笑い)」というほどにとけこんでいる。
  穏やかな雰囲気の中にも強い意志としなやかさが感じられる本間さんの手からは、優しい色合いのしなやかで個性ある紙が生まれてくることだろう。

八雲村 本間 千絵( ほんま ちえ)さん(28歳)
皮の汚れなどを取り除く作業
テンポよく紙がすき上がる
全国の女性紙すき人のグループ「紙綴り」
によるカレンダーづくりにも参加
地元・奥出雲産の素材を生かす
応用性ありおもしろい紙
 基本技術の習得が一番の目標。また、「伝統産業も“守る”だけではだめ。反応・柔軟性、技術と同時にセンスも重要」との安部信一郎さんの言葉を常に頭に置き、謙虚で且つチャレンジ精神おう盛に、紙の新しい用途を探し、いつまでも「今日より次はいいものを目指す」という姿勢でいたい。
足を運んで
 その土地、風景を見てみないと実際の空気はわからない。自分の足でその地を見て、話をしてみるところからスタートすることが大事だと思う。
  幸塚 久典さん
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