しまねで暮らし、しまねで輝く  ネクストジェネレーション
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久保田夕さん(30歳) おいしい食べ物とそれを育む大地 そこに関わる人々の繋がりを活かして 大好きな島根をまるごと発信したい!














三瓶山好き、畑好きという久保田さんの夢を叶えてくれたのが『さんべ女子会』(和田裕子会長)の活動。畑をやってみたいという女性が集まって結成されたこのグループ。三瓶周辺に農地を借り、さまざまな作物を育て、収穫祭などのイベントを通じて三瓶食材のPRもおこなう。いずれは、この活動のように小規模だがしっかりした活動をおこなうグループのまとめ役として『コトクリエイト』を運営していきたいという。



現在、父親の経営する会社(有限会社ビーサイト)に間借りしているが、料理教室などのイベントに使えるよう、事務所を大幅に改装する予定。








人の思いが力になることを実感 集大成の新プロジェクトも始動!
  「島根の食」をテーマにした取組みをおこなうべく、松江市で活動している久保田夕さん。高校卒業後、京都の芸術系大学に進み、そのまま大阪の映像制作会社で働いていたが、「いつかは島根に帰りたいという思いがどこかにあった」と当時を振り返ってくれた。
 そんな久保田さんが島根へのUターンを決意したのは、映像制作に打ち込んでいる中、突然のことだったという。「仕事で部屋にこもっていると、無性に空が見たくなるんですが、大阪ではいくら見上げてみても自分が思う空とは言えなかった。そんなとき、『なんでここで暮らしているんだろう?私には家族の待つ島根という居場所があるのに、どうして大阪にいるんだろう?』と急に疑問が湧いてきて、すぐに帰郷を決めたんです」。
 平成17年に帰郷した後は、入社したテレビ局で、昼の情報番組を担当。その番組制作のなかで、県内各地の地域おこしグループとふれあい、『地域』を意識し始める。「人の思いがさらに人を呼び、大きな力になっていくことが感覚的にわかった」という久保田さん。後に島根県の産品をPRする会社での勤務を経て、そこで培った販売企画というスキルと、多くの人とのネットワークを土台に、この春独自の活動をスタートした。
 現在、仕事の中心はホームページの企画デザインだが、空いた時間には、『さんべ女子会(写真)』をはじめ、これまでお世話になった人々の輪を繋げる新しい活動に取り組んでいる。また、デザイン会社や県職員などで構成されたグループ『コトクリエイト』にも参加し、将来を見据えた活動にも力を注ぐ。「コトクリエイトでは産業とデザインを絡め、新しい付加価値の創造をめざしています。例えば、島根にあるおいしいものを商品としてブラッシュアップし、パッケージデザインにも力を入れ、売れるステージまで高めることです。いずれは、さんべ女子会のように、各地域でおこなわれている小規模な農産活動のまとめ役として機能させ、私の仕事の軸にしていきたい」と抱負を語る。

仕事を創るのが島根の面白さ 楽しい故郷スタイルを提案したい
 県外にいる同級生たちの「島根にいたら実家があって生活が楽だし良いよね」という軽口を聞くたび、「仕事も少ないし、遊ぶところも少ない。島根にいたって苦労はある」と苦々しく思うこともある。
  「ただ、仕事が少ないというのも都会的な感覚で、自分で仕事を創るのが島根で働く醍醐味だと思うんです。だから、自分がしっかりしていれば、仕事だって生活だって楽しくなるはず。帰りたがってるけど『島根は○○』ってマイナス思考なことを言ってる同級生たちも、他人任せにせず自分の目標を持って戻ってきて欲しい」。
 県外に暮らす島根人たちに、楽しい故郷を創り、それを見せること。それが久保田さんのライフテーマのようだ。

エネルギーの源はおいしい食べ物 それが身近にある幸せを実感中!
 島根の食べ物のおいしさ。これが久保田さんの活力源だ。「大阪時代はコンビニ食も多く、それがストレスになっていたので、休日に料理を作ることで発散していました」と振り返る。
 そんな久保田さんが、食にまつわる仕事を始めて、「まだこんなにおいしいものがあったんだ!と驚くことばかり。島根に暮らしていてもコンビニ食みたいな人も多いだろうと思います。それが残念ですね」。
 「海幸山幸」と表現される、身近においしいものが溢れている島根に暮らすことへの充実感が感じられた。
●久保田さんProfile
鳥取市生まれ。11歳で松江市に転居して以来、島根がホームグランドに。高校卒業後、京都の芸術系大学に進学。卒業後は、学生アルバイトで入っていた映像制作会社に就職。主な仕事はブライダルの撮影と編集。平成17年に帰郷してからは、テレビ局の契約社員として番組制作に携わり、契約期間の3年を終えて地産品のPR会社に転職。今年4月、これまで得てきた多くの知己の輪を繋げて独立。
 
個人ブログ
「島根のおいしいブログ」

コトクリエイトHP
さんべ女子会
「ちっちゃい農園ブログ」

久保田さんの暮らす街-松江市-
松江市
2005年に1市6町1村が合併、今年8月には東出雲町と合併し、山陰一の人口を擁する都市となった松江市。(人口/約207,000人)北に島根半島の景観美しいリアス式海岸、中央部には中海・宍道湖、南には中国山地に至る緑豊かな山々を有する、水と緑に囲まれた自然豊かな地域です。素晴らしい景色と古くからの歴史、文化を備え、昭和26年から国際文化観光都市として観光や国際文化の振興に取り組んでいます。
 
【宍道湖】
宍道湖
宍道湖の夕日は日本夕陽百選でもピカ一。「水の都松江」の象徴です。また宍道湖で獲れる「大和しじみ」は、全国的に有名な松江市の特産品で、漁獲高日本一です。
 
【牡丹】
牡丹
年間200万本の生産量を誇る日本一の牡丹の里、大根島。毎年牡丹の花が見頃を迎える4月中旬から5月上旬にかけて多くの観光客で賑わいます。
 
 
 
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