challenging company -チャレンジングカンパニー-
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勝部表装有限会社 勝部表装有限会社
隠岐の再生に向けて新しいジャンルに進出 本業の枠組みを超え、広げていく可能性


水稲5.94haを中心とした農地が島内に点在する。


内装業の若いスタッフが、勝部社長とともに島内に点
在する農地の管理をおこなう。早朝から農作業に入
り、その後は本業というハードなスケジュールをこな
せるのも島全体の未来を拓くという目標があるから。 


県外に暮らす隠岐出身者に向けて作られる『宝隠岐
(たからじま)』には、勝部社長の隠岐を活性化したい
という思いが詰め込まれている。

 隠岐の島町を拠点に、内装からインテリア全般を手がける『勝部表装有限会社』。表具職人だった勝部義弘社長が、25歳の時に独立起業した会社だが、近年は、本業に加えて、季刊情報誌『宝隠岐(たからじま)』出版や、水稲を中心とした農業と、新しい分野に着手し、にわかに注目を集めている会社だ。
 「看板などの広告業務は以前から手がけてきたが、2年前に立ちあげた印刷部門の主力になるものとして情報誌を作ることになった」と勝部社長。
 昨春創刊し、現在5号となる『宝隠岐』は、廃刊になったばかりのフリーペーパーの制作スタッフを再雇用することでスタート。人材とともに制作のノウハウをそのまま引き継ぎながら、それまで島内向けだった内容を県外で暮らす地元出身者に向けたスタイルへ大幅に刷新した。
 県外の配布ルートは関西の県人会などを通じておこなっているが、こうしたアプローチも、「読者に故郷の魅力を再確認してもらい、そこからUターンに繋げ、隠岐の新しい活力になってほしい」という勝部社長の強い思いが反映されている。
 もうひとつの展開となる農業は、自前の小さな農地から試験的に始め、近隣で水田を借り受けることになった7年前から徐々に農地を拡大。事業が本格化した昨年には、島内各地に計8・91haを確保し、もち米、酒米などを含む水稲(5・94ha)から、白あずきやそばを栽培。将来的には大規模化し、隠岐の島町全体の事業として、地元の米、麦、大豆などを使った食品加工所を設立することが、勝部社長の大きな目標だ。
 「宝隠岐(情報発信)も、農業と食品加工所の目標も、若者がやり甲斐を感じて島に残れる環境づくりや、高齢者の職場確保が目的。今後も、自社の発展よりも、隠岐全体に活力を与えるような事業を模索していきたい」。
 隠岐の活性化に向けた、様々な事業展開の意欲に期待したい。
   
  【創業】昭和58年6月
【本社】島根県隠岐郡隠岐の島町有木クラミロ46-28
【事業内容】内装仕上げ工事、建具・表具、屋外広告物の製作及び販売、
各種印刷物の企画・デザイン・印刷、農業
【電話】08512-2-3065 【HP】http://katsubehyousou.com/
 


 
 
 
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