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隠岐汽船商事株式会社 隠岐汽船商事株式会社
地産の魅力とアイディアで地域活性も視野に 自分たちで作る「隠岐の島」オリジナル商品

オリジナル第1号商品『潮凪牛カレー』。大量生産が見込めないと商品化が難しいレトルト食品、さらに潮凪牛の安定的な確保という難題もクリアするため開発に要した期間は1年。ご当地カレーブームの追い風もあり、発売から半年で3千食を売り上げる。




地元の名酒『隠岐誉』を使った酒まんじゅう、隠岐の塩を使った大福やようかんなど。おみやげとしてはスイーツが好まれ、特にチョコやキャラメルなどが手軽なお土産として売上も好調。

 隠岐島内の素材を使ったオリジナル商品の企画、販売を展開する「隠岐汽船商事株式会社」。注目を集める一連のオリジナル商品の仕掛け人である、青砥啓修常務(36歳)にお話しをうかがった。
 昭和38年、母体となる隠岐汽船株式会社の販売サービスを担う機関としてスタートした隠岐汽船商事。船内外の販売所のみならず、昭和51年には船内レストランも始めるなど、時代にマッチしたサービスで順調に成長を遂げていくが、近年では、コンビニ産業の台頭もあり、それまでのニーズが減ると同時に売上も下降線をたどっていく。
 そんな低迷期だった5年前、Uターン者として隠岐汽船商事に入社した青砥さん。
 「それまで扱っていた商品は、どこにでも売っているものが中心で、地域性を感じるものがなかった。実際に『隠岐のものはないのか?』というお客さんの声も多く聞かれるようになっていたんです。こうした状況を打破するため、オリジナル商品の開発に踏み切ったんです」。
 コンセプトはもちろん「隠岐でとれるもの」。こうして出来上がったのが『潮凪牛カレー』。隠岐産「潮凪牛」をふんだんに使ったこの商品は、大手小売業時代に培ったノウハウを活かし、1年の開発期間を要して仕上げた青砥常務の自信作。使用した潮凪牛の個体識別番号が記載されるという凝った作りで、メディア各方面でも取り上げられ、海士町のサザエカレーとともに、隠岐独自の商品として話題となる。
 低迷打破という目的でスタートしたオリジナル商品の企画開発だが、「商品をヒットさせることで、当社のことだけではなく、隠岐の島町全体の活性化に貢献していきたい」と青砥常務。隠岐汽船の船内販売が主力である同社は、隠岐の入り口の顔として、その効果も大いに期待される。
 カレーで始まった新商品も、今では8種。なかでもチョコレートやキャラメルは予想を上回るヒットだという。そして現在は、年内に発売予定の『サザエしょう油』の仕上げ中と、新商品開発に思いをめぐらせているようだ。



   
  【創業】昭和38年7月
【本社】島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の4
【従業員数】12名
【事業内容】小売業(フェリー船内売店、各港売店)
【電話】08512-2-3429   【HP】http://okikisensyouji.main.jp/
 


 
 
 
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