challenging company -チャレンジングカンパニー-
BeanS
BeanS top > バックナンバー > vol.37
 
 
株式会社 仁多産業 株式会社 仁多産業
高い技術力と独創的なアイディアを駆使して商品に「高付加価値」を与えるユニーク企業

製品加工というより「ものづくり」的な要素の強い仁多産業。開発室ではユーズド加工をしたジーンズに布をあてたりバーナーで焦がしたりと、驚くべきアイディア(試作品)が飛び出す。「ジーンズが好きで、その格好良さを感覚的に理解していないとできない仕事」と川西社長。ファンション分野出身者がいないのも、発想の斬新さを生み出すためのこだわりだという。




工場というより工房のような本社工場。製品の性質上、小ロットの製品が多く、大規模な工場内は作業により細かく分かれている。

 奥出雲町亀嵩駅の近くに大規模な本社工場を構える「株式会社 仁多産業」。ジーンズを中心に多数の有名服飾ブランドを顧客に抱え、それらブランドの製品をひとつひとつ手作業で仕上げる、県内でも類を観ないユニークな会社だ。現在、仁多本社工場の他、ハノイに合弁会社、ホーチミンと中国では技術提携と、広くアジアにも進出している。
 今から28年前、それまで大手電機メーカーでシステム開発をおこなっていた川西一夫社長(メイン写真)が、そこで培ったノウハウを生かした起業を思い立ち、生まれ育った奥出雲町にクリーニング店をオープンしたのがそもそもの始まり。それまでの管理技術をクリーニングに応用。山陰の主要エリアを中心に128店舗にまで拡大する。
 この展開で岡山にも工場を置いていたが、同地は有名ブランドがひしめき合うジーンズ生産のメッカ。そこで川西社長の目を引いたのが、ジーンズの洗い加工の技術だった。
 「当時は薬品を使って一括加工するケミカルウォッシュの全盛期。この分野で新しいことができないか?と考えたんです」。
 元々、新技術の開発という分野に意欲的だった川西社長は、直ちにクリーニング業と並行してジーンズの特殊加工分野に進出。平成10年より工場の海外進出も果たし、同時に現在の製品加工業専業となった。
 仁多を拠点にしてからは、砂を使った技術や、クリーニング業時代からの形状記憶技術を応用し、あらゆる独創的な製品加工を創出。現在も新たな技術やアイディアを生み出すべく、開発専門のスタッフが取り組む毎日。高度な技術や品質の先にあるのは、仁多産業が手がけることによって生まれる「高付加価値」。大量生産品では出せない「味」の部分まで追求するのは、そうした指針があるからだ。
 「いずれは当社の特色を生かした販売までの一本化も視野に入れていきたい」と川西社長。独創的で若い力に満ちた仁多産業ブランドのファッションアイテムが登場する日が楽しみだ。

   
  【創業】昭和56年11月
【本社】島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1372 【従業員数】80名
【事業内容】製品加工事業(特殊洗い加工・ブラスト加工、各種樹脂加工
・レーザー加工)、衣料販売。加工資材販売
【電話】0854-57-0336  【HP】http://www.nitasun.co.jp
 


 
 
 
BeanS top > バックナンバー > vol.37