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有限会社 二幸 有限会社 二幸
出雲らしさをキーワードに丹念に作り上げる生産者と消費者を繋ぐ商品プロデュース

出雲そば粉で仕上げたおやきの具材にもなる「島根
和牛の佃煮」の試作品。十分に美味しく仕上がってい
るが、さらなる味の向上を目指している。「島根和牛
の佃煮」は近日発売予定。


地産品プロデュース商品第一号となった「出西生姜甘辛煮」。この商品の誕生は生産者からの相談がきっかけ。今では人気の出西生姜も最初は苦戦するも、地道なPR活動で(写真下)のようにうどんや味噌などに商品も展開。麺に出西生姜を練り込んだうどんや、とことんこだわった地元の原材料と出西生姜をいっしょに熟成させた味噌など「大手では出来ない丁寧な商品開発が二幸のモットー」と高橋扶治夫社長。




 珍味や冷凍食品など食材総合卸を長年営んでいる「二幸」が、地産品を使った加工食品に着手したのは、生産者からの相談がきっかけだった。「農家の方から『地元の伝統野菜をつくっているが、収穫量が限られているので販売期間が短く、このままでは消えていく。何か良い方法はないだろうか?』という相談があったんです」。
 その後、農家とメーカーを繋げ、販売ルートも担当していく。つまり二幸の得意分野で協力していく方針が決定。こうして誕生した第一号商品が、人気商品の「出西生姜の甘辛煮」。
 農家の昔ながらの味を大切にしたというこの商品も最初は鳴かず飛ばず。しかし、5年間に及ぶ地道なPR活動で人気も上がり、今では出西生姜を使ったうどんや味噌などの新商品も開発されている。
 出西生姜の経緯から、「出雲の特産品でもっと新しい商品が生み出せないか?地元農業の活性化にも繋がるのでは?そうして、地産加工食品の開発に本腰を入れていくことになったのです」。
 この活動が行政から評価され、コンサルタント派遣という支援を受けて発足したのが、現在進行形の「二幸プロジェクト」。
 このプロジェクトで大々的なモニタリングなどを実施。客観的な意見も取り入れ、さらに佃煮中心で研究開発するなか、偶然に生まれたのが「おやき」というアイディア。
 「おやきで佃煮を包むことで、食べやすさはもちろん、新しい食べ方の提案で、消費拡大も狙える」。長野の文化であるおやきに、出雲らしさを演出するためにそば粉を選択。その斬新な発想からか、開発段階から問い合わせが殺到した。そんな話題のおやきも「出雲そばおやき」として、今秋、出雲市内で開催される「全国出雲そば祭り」でデビューが予定されている。
 「出雲らしさを大切に、加工食とはいえ、生産者を大切にしていく方針で、今後も新しいことを考えていきたい。自社の得意分野を活かしながら、今まで育てていただいた地域に恩返しをしたい」と語る高橋社長(メイン写真左側)。
 これからの展開にも注目していきたい。

   
  【創業】大正15年7月
【本社】島根県出雲市大津町1698-8 【従業員数】11名
【事業内容】珍味・冷凍食品・業務用給食材料・介護用食品・ギフト・酒類・
出雲の特産品開発、販売
【電話】0853-23-1200【HP】http://nikou.noomise.com/
 


 
 
 
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