まめなカンパニー
 


富士建設本社の入口横に設けられたスペースが観光部のオフィス。長年
培ってきたノウハウを生かし、新しい地元向け観光スタイルを模索する野津
春美さん。持田隆志社長もそんな野津さんに全幅の信頼を寄せている。

クリーン観光(富士建設株式会社 観光部)

野津さんをはじめ、優秀なスタッフに恵まれている会社です。また、好奇心と遊び心にあふれた先代社長の理念が今も浸透しているところでしょうか。
(代表取締役 持田隆志氏)
旅行が好きなことはもちろん、その好きな気持ちをお客様側に立って考えることができる人。それ以外のいろいろなことに興味の持てる人。そして私の気づかないことなど、しっかりフォローしてくれる人でしょうか(笑)
(野津春美さん)

 県内の建設会社がまたひとつ新しい可能性に向けて始動。昭和39年創業『富士建設株式会社』では、貸切バス、コミュニティバス等の事業を運営してきた関連会社「クリーンサービス」の事業を発展させ、平成19年、観光部門『クリーン観光』を新設した。
 観光事業への参入動機を「貸切バスの利用者から、旅行企画などを求められる機会が増えたことや、バスのさらなる有効利用という面から、トータルサービスとして事業の活路を見出せた」と語る持田隆志社長。
 しかし、観光業を興すには資格が必要。難航すると思われていた有資格者の獲得も、野津春美さんとの出会いで解決。迅速なスタートを迎えた。
 現在、観光部門全般の業務を担当する野津さんは、東京の旅行代理店勤務25年間を誇るベテラン。
 「クリーン観光設立の3年前に、旅行業法が改正されたことが、業務を展開していくうえで大きかった」と野津さん。
 この改正により、手配旅行に限定されていた第3種登録旅行業者が、主催旅行を企画できるようになったこと。また、島根県の観光面の強化時期とも重なり、幸先よいスタートを切る。
 こうした諸条件を受け、着地型観光に着手するも、宣伝媒体の少なさ、制約上の理由で広域ツアーが組めない等、企画が難航する場合も多い。そんな中、力を入れるのが、地元客向けサービスの充実。吉田村が主催する卵かけごはんシンポジウムのモニターツアー等、近隣の異業種コラボを推進し、ひと味違った観光が評判を呼んでいる。
 地元業者だからこそできる地域に根ざした観光スタイル。それがクリーン観光のオリジナリティだ。

クリーンサービスの所有するバス(中型1台、小型1台、マイクロ2台、ジャンボタクシー2台)。多人数の社員旅行や、少人数の家族旅行などまで対応できる。(写真下)吉田村のモニターツアーでは神楽の鑑賞をプログラムに加えるなど、近隣の異業種コラボで従来型の観光にはない独自のスタイルを築く。


吉田村のモニターツアーでは神楽の鑑賞をプログラムに加えるなど、近隣の異業種コラボで従来型の観光にはない独自のスタイルを築く。

【旅行業登録】 平成19年8月
【資本金】20,000千円
【本社】 島根県松江市宍道町佐々布1849番地
【従業員数】 13名(観光部門 1名)
【事業内容】 国内旅行業務
【電話】 0852-66-0900    【HP】 http://www.cleankanko-fuji.jp/
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