若者チャレンジ
 

中学時代からの赤十字活動の影響で国際的な仕事を目指し、福岡の大学で外国語を専攻。 その後、福岡市内の企業へ就職するが、帰省を機に飯南町への思いが強まりUターン。 同級生の大半が町内に残っていることもあり、同世代の輪を地域活性の原動力にと考えている。 「さとやまにあ」HPの他、自身のブログ(http://www.satoyamaniablog.net/ayublog/)でも情報を発信中。モットーは「いつも笑顔でいること」。


Uターン以来、地元愛が加速中の安部さんお気に入りの場所は、赤名スキー場跡地を利用した牛の放牧場。 「疲れたり、リフレッシュしたくなったらよく来ます。ここの牛は人懐こくて、呼んだら近くまで寄ってくるんですよ!」。 ちなみに安部さんの来ているピンクのつなぎは取材時の制服。


ここから眺める景色が恋しくて戻ってきたようなもの」というのが、安部さんの実家前に広がる、鉄穴(かんな)流し跡の田園風景。 鉄穴流しとは、山を掘り崩して出た土砂を水路に流して砂鉄を採集する、たたら製鉄の採鉱法のこと。 飯南町に点在するこの歴史的景観に触れるウォーキングイベントなども開かれている。
未来の自分は?
今後は農業を学んだり、地元の若者でイベントをしたりと飯南町にいないとできないような活動をしていきたいです。 そして、私自身が飯南町の暮らしを楽しんでいること、楽しみながらこの仕事をしていることをたくさんの人に感じてもらうためにも、 今にも増して、未来も元気でハツラツしていきたいと思ってます。



安部亜裕子さん 飯南町出身(25歳)

「何にもないから何でもできる!」 次世代へと繋げたい、町づくりの面白さ

 国道54号線沿いに広がる町、飯石郡飯南町。その飯南町の地域情報をインターネットやイベント等を通じて発信(中間支援)する「飯南町里山コミッション」。 安部亜裕子さんは、町内の人やモノの魅力を広域発信する、里山コミッションのインターネットサイト「さとやまにあ」を担当する25歳。
 どこの地方にもいるような、別世界を見てみたい欲求を持つ10代を過ごし、晴れて大学〜就職と福岡で過ごした安部さん。 そんな彼女が「さとやまにあ」を通じて、町のアイコン的存在になっているのも意外だが、「久しぶりに帰省したとき、見慣れたはずの景色や、ゆったり流れる時間など、 以前は気づきもしなかった飯南町の素晴らしさを再確認したことが、Uターンのきっかけ」と振り返る。 多忙な都会生活に限界を感じていた時期でもあり、郷愁と相まって飯南町への思いが強まったようだ。
 帰郷のテーマは「飯南町の素晴らしさを伝える仕事が出来ないか?」。 そこで、「民間にいるよりも、目的が叶えられると思った」と飯南町役場を選択。続いて配属された里山コミッションも、職員対象の専属スタッフ公募に立候補して実現。 安部さんが帰郷して1年後に発足した部署ということを考えると、彼女にとってこの仕事は天職のようなもの。現在は、上司の奥野さんとの2馬力で、ネット運営に取材にと大忙しだ。
 なにげない風景や時間の流れに町の魅力を見い出した安部さんは、 「たとえば、町内のボタン栽培面積が県内1位だったり、ここにしかない品種があったりと、取材するたび人に会うたび新しい発見がある」と仕事の意義も日々再確認。 しかし、近くにいるからこそ分からないことも多く、町の外よりも町内に発信する難しさも痛感している。 「飯南町って、何もないからこそ、何でもできるところだと思うんです。そんな可能性にあふれる我が町づくりを私たちの次世代にも伝えていきたい」。
 安部さんは、新たな地域情報を求めて今日も飯南町を駆け回っている。



安部さんの所属する「里山コミッション」は、町外からの人気も高い『道の駅 赤来高原』にオフィスが配置されている。 少人数の部署だが、それだけにやることも多く、やり甲斐も無限大!


「さとやまにあ」には、町の魅力を網羅したコンテンツが充実。 おすすめは町内の人々に安部さんが突撃取材する「さとやまっくす」コーナー。 最近では町内からの反応も多く返ってくるようになったという。
■「飯南町里山コミッション・さとやまにあ」HP http://www.satoyamania.net/

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