まめなカンパニー
 


水稲のための圃場は、すべて地域内農家からの全面委託された農地。
「個人農家から『うちの田んぼも使ってくれ』という声が口コミ的に大きくなり、
現在の規模になった」と長谷川社長。農家の高齢化及び後継者問題もあり、
双方のニーズが合致したことで、農地確保はスームズに行われたという。

有限会社 横地建設

誰もがやっていないことを実践してやろうというチャレンジ精神と、そうした新しいことに取り組んでいくフットワークの軽さでしょうか。これがあったからこそ、農業に食品加工(製粉)にと次々に移行していけたのだと思います。
私自身も15年前にIターンで隠岐にやって来て、素人同然で建設業の道に進みましたが、またも、農業という未知の分野に取り組むことになりました。それだけに「何事もやってみないと分からない」という思いが強いので、やはり、こうした振り幅の大きさに付き合い、仕事を選ばず、一緒に頑張りたいと思ってもらえる人材が居てくれたら心強いでしょうね。
建設業から農業へ発想の転換! 地域貢献と付加価値あるものづくり
 本業の枠を飛び越え、農業(及び加工業)に新たな活路を見いだした「有限会社 横地建設」。
 転機となったのは、公共事業が大幅に減少した平成15年。 「建設業に限界を感じたが、当時はまだ農業という選択肢はなかった」と長谷川聡社長は振り返る。
 暗中模索でたどり着いたのは、【食】というキーワード。「食、つまり農業は、不安定な建設業に比べ、決してなくなるものではない。 水稲に限定したのは、建設業のノウハウが生かせるのでは?ということだった」。
 水稲は機械化された部分が多く、管理面以外では人手を要することも少ない。 また、建設業では当たり前の屋外作業ということもあり、平成18年から研修を兼ねた試みをすぐに開始。 県や役場のサポートもあり、現在では農地も約12・5ヘクタールと広がり、減少傾向にあった地元農業の担い手として、地域貢献にも繋がった。
 しかし、「主力は水稲だが、これからは製粉業のウエイトが高くなるかも知れない」と長谷川社長は言う。 「米の供出だけでは収益が上がらない。そこで【付加価値】を付けることに尽力した」。そうして始めたのが、【米粉】の製造。 これも、町内の製パン業者との連携で、食パンに応用することで、米粉の利用価値向上に努めた。 現在は、トビウオ、シイタケの乾燥粉末も新商品としてリリース。ネット販売を中心に展開し、今では横地の主力商品となりつつある。
 「農地の担い手としての水稲、そして、そこからもう一歩進んだ製粉業と、地域の力になりながら、隠岐の島町らしい商品の開発に力を注ぎたい」。
 逆転の発想から始まった農業は、ステップごとに逞しく進化している。

米粉は単体販売の他、製パン業者と連携して誕生した「米粉食パン」が好評。ネット販売で人気のあご(トビウオ)だしの「とびっ粉」と「しいたけ粉」は原料を仕入れて製造する。


製粉業拡大のため、今年度中にも現状の工場部分の増設を予定している。

【設立】 昭和27年
【資本金】 1,000万円
【本社】 島根県隠岐郡隠岐の島町中村414-2
【従業員数】 6名
【事業内容】 建設業、農業(よこじファーム)、製粉業
【電話】 08512-4-0221    【HP】 http://yokoji.net/(よこじふぁーむ)
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