まめなカンパニー

有限会社 山本粉炭工業

もの作りをする会社、企業がたくさんある中、我が社の粉炭のように、あらゆる分野に利用できる、“多用途”なもの作りは少ないと思います。粉炭(炭素素材)は、燃料はもとより、畜産、農業、食物と、人の暮らしの側にあるすべてに利用できるだけでなく、環境にもたいへん優しいもの作りだと自負しています。
求めはじめたらきりがありませんが、単に「炭づくりが好き」とか「興味がある」という人ではなく、地球に生きる素晴らしさを忘れずに、環境に対する真摯な思いを持っておられる方のほうが、我が社の理念に適うのではないかと思います。

大きさ、深さ、炉底部の材質、外郭を形成するサイコロ状の石材等、山本明男社長が、あらゆる試行錯誤を重ねて完成させた『山仙プール式炭化平炉』。シンプルな形状だけに、開発と設計は困難を極めたという。
限りある資源の「保護」と「進化」 “粉炭”で拓く、限りない未来
 15年の歳月をかけて完成させた、粉炭(ふんたん)精製炉『山仙(やません)プール式炭化平炉』から精製される、 『山仙』ブランドの「粉炭」とその関連商品の開発・販売を軸に、粉炭の有効性・有用性を全国に発信する『有限会社 山本粉炭工業』。
 粉炭とは、文字通り粉状の木炭のことだが、かつて田畑で見られた、野焼き燻炭(くんたん)を参考に開発した炭化平炉により、 はじめから粉炭として精製するのが、山本粉炭工業の特色。 「”島根の木“の活用法を考える過程で着想した」と炭化平炉の生みの親・山本 社長が語るように、原料が限定される木炭に比べ、粉炭は、雑木や間伐材などがすべて原料となる。 また、燃料用途のみの木炭と比べても、工業用、建築資材、土壌改良材、飼料、食品など、粉炭の利用範囲は限りなく広い。 あらゆるバイオマス資源を炭化できることや、一度に大量精製が可能なことで、山本社長も「山間部の企業にとっては、 内部調達(木・植物)で賄えるため、粉炭の製造は重要な財源たりえる」と太鼓判を押す。
 粉炭(炭化平炉)の研究をゼロから始めた山本社長は、「世の中に必要とされないものを作っても仕方がない。 限りある資源を考えたときに、炭素資源(粉炭)は今後なくてはならないものになる。 商売はさておいても、粉炭の進歩性を知らしめたいという思いで今がある」と熱い。
 その思いもあり、炭化平炉の技術を自社だけのものとせず、県内外の企業に対して惜しみなく指導・研修等を行う本社長。 「最終的には地方の企業力強化と、森を守るECO事業に成長させたい」と粉炭の向こう側に確かな未来を見据えている。

燃料や肥料など、原料として使うものだけでなく、家庭用品から食品まで、あらゆる商品に応用できるのも粉炭の強み。
粉炭の精製中は、煙も匂いもほとんど発生せず、作っても使っても環境に優しい。粉炭の原料となる木や植物は、すべて美都町内から出たもの。 これもまた“地産地消”の新しい形ともいえる。
【設立】 平成8年6月15日(法人設立 平成14年12月2日)    【資本金】 500万円
【本社】 島根県益田市美都町板井川678    【従業員数】 3名
【事業内容】 特許出願中『山仙プール式炭化平炉築造及び利用技術』の技術移転及び
         技術指導粉炭及び関連商品の製造販売工業用粉炭、建築用資材炭、
         土壌用粉炭、床下調湿炭、飼料用粉炭、食用粉炭、竹炭、木・竹酢液、
         山仙炭関連食品(ヘルシー炭うどん、こだわり炭パン、炭こんにゃく、
         炭餃子、もみじ饅頭)
【電話】 0856-52-3038    【HP】 http://yamasen.biz/
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