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JR山陰本線安来〜松江間開業100周年を記念

 明治41年(1908年)4月5日に山陰本線米子〜安来間が、11月8日には安来〜松江間が開業した。今年、平成20年(2008年)は島根県に鉄道が開業してから100周年の節目の年にあたる。それを記念して、島根県、松江市、安来市、東出雲町、JR西日本米子支社とで11月8日(土)から11月24日(月・祝)の期間で「安来〜松江間開業100周年記念事業」を実施する。

 期間中は、記念展示、パネル展等の様々なイベントが企画されているが、中でも目玉となるのは、昔の思い出を呼びおこす「だんだん山陰号」「だんだんさんべ号」などの記念列車「だんだんシリーズ」の運行だ。

 山陰号は、出雲市‐京都間を走った夜行普通列車で85年に廃止されている。また、さんべ号は山陰と九州を結んだ急行列車で97年に廃止されている。

 今回、山陰号はディーゼル機関車DD51が14系客車4両をけん引して運行、さんべ号は国鉄色のキハ28・58系の2両で運行するなど、県民のみならず全国の鉄道ファン注目のイベントとなりそうだ。

「だんだんシリーズ」運行スケジュール

◆急行「だんだん山陰号」
11月7日夜に京都を出発、11月8日に松江に到着し、1月9日は京都へ折り返す。

◆急行「だんだんさんべ号」
11月15、16日と米子‐大田市間を1日1往復する。
このほか、11月22〜24日には、米子‐大田市間でお座敷列車も運行する。

お問い合わせ
島根県交通対策課 TEL0852-22-6510
西日本旅客鉄道(株)米子支社営業課 TEL0859-32-8056


石州半紙がユネスコ無形文化遺産登録へ

 文化庁は30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が無形文化遺産保護条約に基づき来年作成する世界の代表的な無形文化遺産のリストに、日本からの第1弾として、国の重要無形文化財などに指定されている「雅楽」や「京都祇園祭の山鉾行事」(京都市)などとともに、1300年の歴史を持つ浜田市の「石州半紙(ばんし)」など14件の登録を提案すると発表した。

 大田市の石見銀山遺跡などの「世界遺産」とは異なり、登録の可否を決める厳密な審査はなく、既にユネスコから「傑作宣言」を受け、登録が内定した「能楽」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」の3件と合わせ、来年9月のユネスコ政府間委員会で、17件の登録が正式決定する見込みとなっている。

 人類の代表的な無形文化遺産として国際的に認知度が高まれば、観光面などへの波及効果が期待される。

 石州半紙づくりは、万葉歌人・柿本人麿呂により奈良時代から始まったとされ、江戸時代には津和野、浜田両藩が紙専売を行って製紙を奨励した結果、盛んに生産されるようになった。大坂商人たちの帳簿用紙として重用されたことから、石州半紙の名が広まった。もとは農家の副業であったが、20世紀後半に技術者は次第に専業化し、現在は石州半紙技術者会とその3軒の家族によって伝統が伝承され、数名の若い後継者が技術を学んでいる。1969年に国の重要無形文化財に指定されている。

 原料は3年間育てられた地元の楮で、「流し漉き」と呼ばれる製紙技法で作る。石州半紙の最大の特徴は折り曲げても簡単にはちぎれない強靱さであり、これは地元産の自然素材を活かす伝統技法によって生み出される。