しまねの元気君 島根で活躍中の若者たち - 父と一緒に、地域の人たちに喜ばれる家づくりをしていきたい

長田裕子さん(28歳)
小仲建設 二級建築士

 

子どもの頃から親しんでいた建築の仕事

 大工をしている父の元で育ったので、建築は身近な存在でした。父の仕事場を覗きながら「家を建てるという仕事はとても面白いなあ」と感じていました。

 高校で進路を決める時に頭に浮かんだのは、やはり建築の仕事でした。女性で大工は無理だと思いましたので、設計をやろうと心に決めました。進路のことを父に相談した時、自分と同じ仕事を選んだことを喜んでくれたようです。

 そして、江津にある「ポリテクカレッジ島根」の住居環境科に進学、その後松江の専門学校に通い、2級建築士の資格を取得しました。

父親のもとで建築修行

 22歳の時に隠岐へ帰り、父と一緒に一般住宅の設計や建築を行うようになりました。といっても、最初の1年は、現場の勉強に費やしましたね。設計は机上だけのものではありません。仕事の流れや工程を知らないといけませんし、いろいろ条件の難しい物件などもあります。その点は父が師匠ですね。父のおかげで、建築士としても一人前の仕事ができるようになりました。

 今まで3件の住宅の設計をさせてもらいました。施主の方から「とても住みやすい家を作ってくれてありがとうございました」とハガキを頂いた時は、とてもうれしかったですね。

青年部の活動で刺激をもらう

 隠岐はとてもすばらしい島ですが、反面のんびりしすぎるところもあります。そんな中で、商工会青年部の活動は、とても刺激になっています。

 30〜40代の若手経営者が中心で、いろいろな情報交換ができるし、自分に足りないものを学んだりできるので、今後も積極的に会に参加したいと思っています。

 帰ってきて一番思うのは、「私は隠岐が好き」ということです。本土での生活を振り返ると、いつも時間に追われていたように思います。それに比べて今は自分のペースで仕事ができるのでここでの暮らしが一番合っているのでしょうね。時間があるときには、自宅前の防波堤でのんびり釣りをしがら、自分の時間を楽しんでいます。

 これからも父と一緒に、地域の人たちに喜ばれる家づくりをしていきたいです。

会社プロフィール

小仲建築
住所/隠岐の島町南方794
33年前に、裕子さんの父・春夫さんが創業。隠岐の島町内で、一般住宅の新築、リフォームを手掛けている。和風の木造住宅が中心で、施主の要望や地域的な条件を加味した設計、施工により、地域の人たちからの信頼を集めている。

仕事に疲れた時や時間が空いた時によく行く防波堤。潮風が本当に気持ちよく癒される場所だ。

長田さんが設計した自宅。内部は隠岐らしい造りになっているとともに、家族みんなが住みやすい工夫がされている。