NPO法人 風の子たき

【設立】  平成16年  【代表】柳樂 吉樹
【所在地】 島根県出雲市多伎町口田儀458-1
【事業内容】体験学習の実施、手引ヶ丘公園の運営管理
【従業員数】7名    【電話】0853−86−3644
【HP】http://www.kazenoko-taki.com/
年々切り詰められる予算に知恵で対抗
 サービスの質を向上させているアイデア集団

地元の自然と子供を愛する 有志の会が活動の原点だった

写真左:風力・太陽光による発電、雨水・太陽熱の活用、通風・採光を配慮した設計と、体と環境に優しい建築の風の子楽習館。火曜定休(公園は無休)。
写真右:木の実を使ったクラフトの一部。体験学習のお手本として陳列されているが、購入することもできる。
 国道9号線を東から走って、県内で初めて海が見えるポイントが出雲市多伎町。 その海を見下ろす小高い丘に整備された手引ヶ丘公園は、県内でもっとも管理の行き届いた美しい公園のひとつだ。 子ども会活動や遠足など、年間8万人が利用(内体験学習者は約6千人)するという児童向けの公園で、その中核施設として建設された 「風の子楽習館」を管理、運営するのが「NPO法人風の子たき」。公園の整備を主な仕事とする公園スタッフ3名と、館内及び野外での体験学習を運営する スタッフ4名という少人数でありながら、体験メニューの多彩さと充実した内容が口コミで広がりリピーターが増えているという、 指定管理者制度の成功事例のひとつだ。
 成功の理由のひとつはスタッフ。旧多伎町内に住む公務員やサラリーマン、教師といったメンバーが「自然を考える会」の活動として、 子供たちを対象にした「山女のつかみどり」「ホタルの見学会」といったイベントを季節ごとに開催していた。 情熱も愛情も実績もあるこの会のメンバーが、NPO法人に参加。代表の柳樂さんは、会社経営の仕事を後輩に譲り、 NPOの仕事をライフワークの中心に選んだ。

多くのサポーターに支えられ、地域に愛される仕事

館長の柳樂吉樹さん(左)と指導員の岩崎知久さん(右)
 体験学習は、毎年新しいメニューを組み込みながら徐々に実施数も増え、屋外のメニューが年間25回、屋内のメニューが23種類と、 7名という少数のスタッフでは到底運営しきれない数をやってのけている。それを支えるのは、環境や教育に関心がありNPO法人風の子たきの活動に共感した個人や団体が会員となり、 会費を納めて資金面を、そして約80名が登録しているサポートスタッフらによるボランティアだ。 法人メンバー自身が、自然遊びと子供が好きで集まっているような人ばかりで、指定管理者として市からの人件費は5年間据え置き、 定時30分前に出勤して草取りを行なう。屋台や手作り小物の売上げで足りない運営費を捻出するという努力を重ねながら、 年々風の子ファンを増やしているというから驚きだ。
 「体力もいるし、ボランティアの精神がなければ続けられません。それでもやめられないのは、輝く子供たちの笑顔が見たいからですよ」 と指導員の岩崎さんは教えてくれた。

年齢・性別を問わず、とにかく「自然が好き」「人が好き」「子供が好き」な人を募集しています。 雇われているという感覚では楽しく働けないので、人の喜びを自分の喜びとして感じられる人が向いています。 「地引網」「サバイバルキャンプ」「餅つき」「ペットボトルロケット」などなど楽しいメニューがたくさんあります。 会員、サポートスタッフも同時募集中です!