株式会社 彩雲堂

【設立】  明治7年  【資本金】1,000万円
【所在地】 島根県松江市天神町124
【事業内容】和・洋生菓子の製造及び販売
【従業員数】160名   【電話】0852−21−2727
【HP】   http://www.saiundo.co.jp
松江の文化伝統とともに熟成された、手作り和菓子への飽くなきこだわり

132年の歴史を支える卓越した職人の技術力

ベテランの販売員ともなれば、年間店頭に並ぶ数百種類の商品の材料や製法まで把握している。プロとしての知識もお客様へのサービスのひとつだ。
 お茶は全国平均の5倍、一世帯当りの和菓子消費量は日本一で全国平均の1.5倍といわれる松江市で、132年の長きに愛され続けてきた御菓子司・彩雲堂。年々、製造の機械化によって業務拡張する老舗が全国的に増えていく中「効率化よりも手作りの技術を高めることに専念してきた」と一貫して技術の向上を追求してきた。今も、すべての和菓子が手作りで生産されているという。
 「職人」と呼ばれる専門技術を身につけていくための段階はあるが、新作生菓子のアイデアは、新人からベテランまでの社内コンペにより決定される。こうした日々の切磋により、職人層の厚さは群を抜く。競技会や、工芸菓子コンテスト等の受賞実績がそれを裏付けている。

変えずに続けていくことと新しく取り入れていくこと

総務部の美多課長(左)と企画担当の栗原係長(右)
 全国に知られる銘菓「若草」を始めとした定番から季節商品まで、1ヶ月単位で約100種類もの和菓子が店頭に並ぶのは、子供から和菓子ファンまでの幅広いニーズに応えるため。「和菓子は五感で味わう食べ物」といわれており、素材の鮮度・品質はもとより、商品のデザイン、ネーミング、ストーリー、掛紙の印刷、販売期間(4日限定、1ヶ月など)に至るまで並々ならぬこだわりを貫く。こうした理念は、いち早く着手していた通販システムの定着もあり、全国の菓子ファンにも「ブランド・彩雲堂」の名はすでに浸透している。
 また、海外へ向けた松江和菓子の普及を目的に米ニューヨークで展開する「NEW松江菓子海外市場開拓事業」は、ビジネスとしてはまだ未知数ながらも、その話題性がこれまで和菓子に興味のなかった層へのPR効果となり、それが社内の意気向上にも繋がっているという。
 近年、かつての贈答利用から洋菓子のように個人が楽しむものに変化してきた和菓子。「大切なのは、お茶を含めたすべての松江文化を守っていくこと」。時代の波をとらえながら、真摯な菓子づくりが、これからも継承されていく。

舌の肥えた地元のお客様はもとより、観光客とも対面する販売の仕事は、松江の文化であるお茶や和菓子の伝統を理解することから始まります。和菓子だけでなく、地元文化の案内人としての意識をもって仕事に取り組める人を求めています。和菓子好きの方ももちろん大歓迎です。