好きなことだからどこまでも頑張れる

 平成18年に、島根のインディーズレーベル『ミュージア』からデビューした六子。作詞もこなし、デビューシングル「夏・秋・冬・春」では「だんだん」を除いた4曲の作詞を手がけている。物心ついた頃から、歌手になるんだと、確信にも近い想いを抱き、それを叶えるために努力し続けてきた。
 中学生の頃から友人と二人で路上ライブを行い、高校3年生の時に「ロッカ」というユニットで「NHK おーいにっぽん」のオーディションでグランプリを獲得する。短大卒業後、東京の音楽事務所に所属することになり、上京のための貯金を始めた。昼はガソリンスタンド、夜は工場と、アルバイトの合間にもボイストレーニングを欠かさなかった。だが無理をしたせいか、彼女は声帯を極度に痛めてしまう。


どんな逆境でも絶対に諦めず努力してきた

 
彼女は生まれつき声帯が弱かったこともあり、医者に歌うことを止められてしまう。ちょうどその頃、実の兄弟である「遊吟」が島根を拠点に本格的な音楽活動をスタートさせた。島根にいてもできると知った彼女は、地元で音楽活動をしていこうと決意する。治療に専念した3ヵ月、毎日通院しギターを練習した。そうするうち、徐々に快方に向かい、歌えるようにまで回復する。

島根から全国に音楽を届けたい

 元々島根での活動を望んでいた六子。先に上京したパートナーの説得を試みたが、物別れに終わる。どうしても譲れない彼女は一人島根で活動することにした。
 なぜそこまで地元にこだわるのかと聞くと、「歌と同じくらい島根が大好きだから。」と答えた。彼女にとって島根は、自分が生まれ育った土地であり、身近にある自然が創作意欲を高めてくれる環境なのだ。美味しい食べ物や地酒、景色が大好きだという。幼い頃から外で遊ぶことが好きで、自然とふれあうことが多かった。落ち込んだときも自然が励ましてくれる。自分を取りまいている環境のすべてが“パワー”を与えてくれる、何にも代えがたい存在だからこそ彼女は、何より島根から音楽を送り出すことにこだわるのだ。
 アーティストになるという目標を達成しようとしている六子。島根にいながら、全国に認知されるアーティストが増えること、その先駆けになれたら、と夢を語ってくれた。



六 子 PROFILE


本名は土江六子(つちえむつこ)。1984年生れの、兄と弟の三人兄弟。活発な性格で、小さな頃はよく男の子に混じって外で遊んでいた。高校卒業までは島根在住。短大時代は山口県に住んでいたが、卒業後に帰郷。現在は、島根の音楽事務所『ミュージア』に所属するアーティスト。子供好きという事で、実は保育士の免許も持っている。

discography

ファーストシングル「夏・秋・冬・春」

「夏・秋・冬・春」には、
NHKおーいにっぽん
島根の歌「だんだん」が
収録されている。

セカンドシングル「祈り」
BeanS topバックナンバーVol.24 》島根で頑張る若い力