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松江の手まり:江戸時代に松江藩御殿女中が作り始めたものといわれ、やがて民間に伝わったとされる。松江和紙手まりは、出雲民芸和紙を張った上に刺繍糸で模様をかがり、最後にちぎり絵で模様を描いて仕上げるという独特の素朴さと味わいをもつ。また、2つとして同じものは出来ないという面白味もある。図案に花が多いのも特徴で、松江市の花である“椿”や、県花の“ぼたん”が必ず入っている。十二支などが描かれた作品もあり、鑑賞用、縁起物、厄除けとしても用いられている民芸品である。

大社の祝凧(いわいだこ):「鶴」「亀」の文字を形どった、いかにも縁起の良い「祝凧(いわいだこ)」は、もともと千家、北島両国造家の長男出生を祝って揚げられたものであったが、いつの頃からか一般家庭にも普及し、出産祝いに贈られるようになった。現在では結婚、新築などのお祝いとして喜ばれている。

箱寿司(はこずし):石見地方に古くから伝わる箱寿司は、江戸から天領の石見銀山へやってくる役人や代官の奥方などが、江戸の風習を懐かしんで作り方をもたらしたのが始まりといわれている。木の枠に酢飯、具、金糸卵をサンドイッチのように何段も重ねて作り、現在では祭りには欠かせない一品となっている。

出雲銘茶:松江の茶文化は、茶道「不昧流」を起した松江藩7代藩主・松平治郷(不昧公)によるところが大きく、食後や休憩時などに飲むお茶は、日常の生活の中で欠くことのできないものである。 また、出雲地方のお茶は「煎が効く」といわれ、二番、三番煎じでも美味しくいただけ、深い甘みの中でほのかに感じる苦味、さらにのどごしのまろやかさが旨みを引き立たせている。

あご野焼き:トビウオのことを山陰では「アゴ」と呼ぶ。アゴは脂が少なくさっぱりとして、高タンパク質で、腐敗のもとになる血合いも少なく、粘り気と身が多いことから生で食べるよりもかまぼこ素材に適した魚である。サイズが大きいので戸外や軒先へ持ち出して焼いたことから「野焼き」と命名された。豪快な大きさと外皮の香ばしさ、そして他のかまぼこや竹輪に比べてちょっと色黒。これは手を加えず素朴に仕上げてあることの表れ。

萩・石見空港:石見空港の利用拡大を目的に発足した石見空港利用拡大推進協議会が、さらに多くの方々に利用してもらうことを目指して、島根県西部、山口県北東部の空の玄関口としてふさわしく、インパクトがあり、親しまれる石見空港の愛称を募集した。その結果、平成14年3月、多数の応募の中から、「萩・石見(いわみ)空港」と愛称が決定された。

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