本業の他、地元NPO団体の要請を受け、同町の4人の仲間と開発する、要介護者向けの電動昇降便座。現在、県外の介護施設を中心に設置され、注目を集めている。この取り組みで蓄積したノウハウも、本業に反映させている。  
                      バックボーン                 チャレンジ
確かな実績を背景に、全国へ挑戦!
有限会社 中田製作所  
▼簸川郡斐川町

信頼獲得の原点は、ローテクで培ったチャレンジ精神
 斐川町の新産業拠点、斐川西工業団地に移転し、新しい一歩を踏み出した『中田製作所』。精密部品生産設備の設計、製造、保守に至るすべてを扱い、とくに、高い精度の要求される、精密部品製造に対する技術力、発想力で、各方面から高い信頼を獲得している。
 こうした評価は、30歳で起業した中濱賢造社長の、ローテク時代より培われた、職人的な経験と技術が源泉となり、この理念こそが、中田の屋台骨を支えている。現在、村田製作所斐川工場を主力クライアントに、着実に業績を伸ばし続けるが、小規模な中田が、大メーカーから信頼を勝ち得たのは、素材選びから製造までの豊富なノウハウと、困難なオーダーにも果敢に取り組む、チャレンジ精神にある。試行錯誤しながらも、常に要望以上の成果を上げる努力は、大きな信頼となり、高い提案力をもった製作所として、認知されるに至る。 そして今春、クオリティアップと業務拡張を目的とした移転により、さらなるステップアップを図る。移転に伴う設備の拡充はもちろんだが、重要になるのが、新規人材の確保だ。「今まで以上に、ローテクの良さを継承していきたい」と社長。高度な作業が、ハイテクで容易に実行される時代。他に先んじるためには、ハイテクプラス、経験に裏打ちされた、技と知識(ローテク)が必要。それを実践してきた中田だからこそ、考える力を備えた人材が必要となる。失敗を恐れず目的を遂行する人材。中田製作所は、それを受け入れるだけの十分な体力を有している。また、業務拡張の足がかりとして、現在、村田製作所福井工場への参入も果たした。「ハイレベルな同業者の多い、北陸地方で受け入れられたのは、中田の力が認められた証として誇りに思う」と語る社長。 ハイテク全盛の世の中で、物づくりの原点を見失わない姿勢こそが、企業の成長を促し、意欲あふれる人材を呼び込むことだろう。

※写真・・・技術面だけでなく、臨機応変な判断力も中田製作所で働くスタッフには必須。中濱社長の指導にも自然と熱が入る。移転に伴う業務拡張のため、これからは、社長に比肩しうる提案力をもった人材の確保が急務となる。

 COMPANY PROFILE
 有限会社 中田製作所
  【設立】 昭和59年【代表】中濱賢造
  【本社】 島根県簸川郡斐川町大字神氷2535番地16
  【資本金】 500万円
  【従業員数】 20人
  【事業内容】精密部品生産設備の設計・製造・改造・保守
  (電子部品、金型、精密機械部品、工作機械用部品、自動車部品、医療機器部品、等)
 

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