ユーアイターンドリーム 黒岩潤
パーソナルデータ
寺田栄里子さん

出身地/千葉県松戸市 住まい/千葉県千葉市→東出雲町
職場/島根マツダ有限会社松江店

平成9年8月Iターン
大学卒業後は、通産省(現・経済産業省)へ入省。深夜残業が続くハードな4年間を過ごし、自ら省庁勤務にピリオドを打つ。行政職・公務員試験に合格後、千葉市役所へ転職。商工観光課で、主に地元商店街の活性化施策などに携わる。平成9年、母親と共に島根県にIターン。翌年、島根マツダ(有)に入社と同時に山口県在住の幼なじみと結婚。現在、妻と子供1人、そして母親の4人家族。平成12年には、松江市に隣接する東出雲町の住宅地に、マイホームを購入。 -

都会にはない“豊かな自然”が生きている。
島根のことを、もっと好きになりそうです。


- 島根に新天地を求めたのは、母親のふるさとが安来市だったから。「18歳のころ、初めて島根を訪れました。そのときに、なぜか懐かしく不思議な感覚がありました」。黒岩さんは、その記憶を確かめたかった。仕事探しに手間取り、Iターンから1年後、車の販売会社に落ち着いた。営業経験は無いが、マツダ車への愛着は人一倍持っている。「千葉に居るころから国産車の中ではマツダが好きで、ファミリアに乗っていました。走る・曲がる・停まる。足回りがしっかりしている点に惚れています。プロ野球も、当然広島カープのファンです」。と、笑顔を見せる。
境港市(鳥取県)から大田市までの販売区域内で、顧客数は200以上。その大半は黒岩さんが開拓した新規オーナーだ。中でも他メーカーからマツダ車へと移行させる手腕は、周辺の同業他社でも評判になった。もちろん全てが順調だったわけではない。島根では珍しい“黒岩”姓を理由に、ヨソモノだと門前払いをされたことも。都会育ちには想像できないことだ。
一つの節目が訪れたのは、昨年の春。大病を患い2カ月間の休職を余儀なくされたとき、健康の大切さを実感すると同時に、ようやくかつての自分の選択を肯定することができた。 「それまで、心のどこかで省庁を辞めたことを後悔していました。入省したのはバブル経済が終わるころ。“豊かで幸せな社会=経済成長”を前面に押し出す国の政策に、疑問を感じて辞めたはずなのに…。」病気療養しながら主治医と信頼関係が育まれる中で、食ベ物や生活習慣・環境汚染がその病気の一因となることを知る。「経済効率や便利さを追求すると、環境や人の心身にはね返ります。僕が求める豊かさと幸せは、大都会の中枢ではなく自然の中でのゆったりした暮らしにあると確信できました」。もう、黒岩さんに迷いは無かった。
-職場に復帰した今の肩書きは、松江店販売課チーフ。一営業マンとしてのノルマを持たず、ショールームでの接客と新人営業マン教育など、販売課全体の営業フォローを担当している。休日は、家族と周辺の史蹟めぐりに出かけることが多い。「島根には美しい自然が当たり前のように残っていて、住むほどに好きになります。最近は環境問題や食の安全に関心が高まり、インスタント食品を食べないなど、便利さに逃げないようにしています。…でも、仕事柄、車だけは例外ですけどね」と、照れくさそうに話す。いつかは、環境をテーマにした仕事をしてみたいと、将来の夢を付け加えてくれた。


店長さんに聞きました(松江店店長・和田健次さん)
当初は、黒岩くんに「車の営業が勤まるのか?」と不安があったのは事実です。カーディーラーは地域密着型の仕事が要求されますから。でも、ショールームでの接客ぶりや新規開拓などで成果を上げていく彼の姿を見るうちに、心配はふっ飛びました(笑)。その前向きな積極性とフットワークは、これまで社内に無かったキャラクターです。今後は、その営業力が、新人教育や営業フォローで発揮されることを期待しています。
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寺田栄里子さん
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お気に入り島根
自宅は、職場まで車で片道10分ほどの東出雲町。新しい商店街が併設された宅地分譲地域で、のどかな田園風景と隣り合わせの所です。ここから望む“茶臼山”(松江市山代町)の山なみが好きですね。標高171mのなだらかな山ですが、『出雲国風土記』に登場する神名樋山の一つ。ほかにも、神魂神社、須佐神社、熊野大社など、神話の匂いが感じられながら観光地化されていない、素朴な名刹が気に入っています。
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