有限会社キューサイファーム島根
 
清和鉄工株式会社
●設立/平成10年 ●資本金/5億5000万円 ●従業員数/80名
●住所/島根県益田市虫追町320-39
TEL.0856-28-8012 FAX.0856-28-8013
[会社概要]○ケール栽培および青汁の製造 ○循環型農業による自然卵養鶏と無農薬野菜の生産


無農薬栽培・無添加にこだわった青汁は、 まさに、“飲む、生野菜”
“ケール”という名前の野菜をご存知だろうか?南ヨーロッパ原産で、キャベツやブロッコリーの原種にあたる。国内では市販されていないけれど、緑黄色野菜の中でもビタミン・ミネラルの含有量は突出。このケールが、『まずい!…もう一杯。』のテレビCMでお馴染みの“キューサイの青汁”の原料なのだ。
現在日本で青汁製造に参入しているメーカーは約130社。しかし、昭和57年の創業からいち早く青汁を世に送り出したキューサイ(株)(本社/福岡県)が、圧倒的なシェアを誇る。ケールの無農薬栽培、着色料・調味料は無添加で製造、そうした製品へのこだわりから店頭販売は一切せず、全国35万世帯の消費者の元へ直接販売している。
(有)キューサイファーム島根は、丹念に作られるキューサイ(株)の青汁を全国に安定供給するために誕生した企業だ。51haの自社農場と10haの地元契約農場でケールを無農薬で栽培。収穫されたケールの葉は、石見臨空ファクトリーパーク内に設立された自社工場で、24時間以内にすばやくジュースに加工し、マイナス40℃で急速冷凍する。もちろん着色料・調味料は無添加。しかも、厳しい基準のもと、製造段階で全ロットの残留農薬検査を実施するという徹底ぶりだ。
年間生産量は2300トンで、中国・関西方面に向けて出荷されている。「青物野菜の鮮度保持には限界がありますから、原料生産と加工ラインが直結していることがポイントです。お客様に、いち早く“健やかなケールの味”をお届けしたいので」と、豊嶋社長は語る。

工場廃棄物をリサイクルして養鶏事業にも着手 環境に配慮した循環型農業へ取組む
「益田は日照時間が長く、ケール栽培に適した気候に恵まれています。でも、堆肥投入で地力を高めたり、風土に合った栽培方法を見つけるまでは試行錯誤の連続でしたね」。就任後の初仕事が土壌作りだったという豊嶋社長は、当時を振り返る。
キューサイファーム島根では、青汁の原料・ケールの搾りカスを鶏の餌に有効活用する循環型農業に取組んでいる。餌を食べて生育する鶏の糞を発酵させ、再び自然堆肥としてケール畑に還すという農・畜産連携のリサイクルシステムは、環境保護にも貢献できるにちがいない。
これからの抱負について問うと、豊嶋社長は力強く答えてくれた。「設立から丸5年がたちましたが、土作りやケール栽培技術のレベルアップにゴールはありません。あらゆる可能性を模索しながら、よりおいしい青汁製造を目指していきたいと思います」。青々と繁るケール畑にしっかりと立ち、未来を見つめる姿勢に爽やかな風が吹き渡っている。

[豊嶋 貞章(とよしま さだあき)]代表取締役(33歳)
昭和45年生まれ。大分県出身。佐賀大学農学部生物生産学科、同大学院農学研究科修士課程を卒業。平成9年にキューサイ株式会社に入社。翌年、(有)キューサイファーム島根の設立と同時に代表取締役就任。立ち上げからの3年間は、地元農家の人たちと連携しながら荒地を耕し、ケールの無農薬栽培方法を手探りで模索。モットーは“常に前向きに動く”。益田市内の自宅で、大学時代に知り合った妻と二人暮し。今は、公私共にケールの収穫が一番のよろこび&関心事。休日のささやかな楽しみは、市内の映画館で話題作を観ること。

安全でおいしい野菜作りにも自信あり!
キューサイファーム島根は、平成13年に有機JAS認証を取得した農業生産法人だ。ケール栽培で育まれたミネラル豊富な土壌は、そのまま無農薬野菜の生産にも生かされている。現在5haの畑で、ブロッコリー・ほうれん草・大根・にんじん・里芋などを生産。安全・新鮮・おいしさを兼ね備えた野菜たちは、有機農産物流通業の大手・らでぃっしゅぼーや(株)のネットワークを通じ、全国の消費者の台所へ直接届けられている。
清和鉄工株式会社
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