ユーアイターンドリーム 那須賢治
パーソナルデータ
寄川和生さん

出身地/埼玉県蕨市 住まい/埼玉県さいたま市→頓原町
職場/山陰キャノン事務機株式会社

平成13年1月Iターン
埼玉県川口市の高校を卒業後、国内大手のOA機器販売会社に就職し、営業マンとして都内を飛び回る。14年間勤めた後、結婚を機にIターン。それまで島根には一度も訪れたことがなく、縁結びの神様・出雲大社がある県というくらいの知識しかなかったが、「絵に描いたような田舎を想像していたから少し期待はずれだった」と笑う。後に続くIターン者へのエールは「思い切りのみ、考えるな」と明快だ。10月で2才になる娘には「人に迷惑をかけずに、自由にのびのびと育ってほしい」と願う。祖母、父と同居。 -

人間らしい生き方がしたいから、
理想の暮らしは自給自足かも知れませんね。


- 那須賢治さんには、以前から一つの考えがあった。「東京は仕事をする場であり、子どもを育てるところではない」ということ。都心に住居を構えるには金銭的な面で無理があることも確かだが、何より身近に自然が少ないということが一番の理由だった。「私が育った蕨市も結構自然が残っていましたから、自分の子どもはより豊かな自然の中で育てたいと思っていました」。
そして、そんな思いはごく自然に現実のものとなった。
高校卒業後、国内大手のOA機器販売会社に就職し、営業マンとして新規獲得の使命を果たしながら都内の顧客企業を飛び回ること14年。毎日の通勤ラッシュには閉口しながらも、やる気と行動力では誰にも負けなかった。そのころ出会ったのが、得意先の印刷関係の会社で営業事務をしていた現在の妻だ。実家を継ぐ決心をしていた妻との結婚を機に、那須さんは当然のように都会を離れ島根にIターンした。
現会社は、東京時代に勤務していた会社と同じ系列だ。島根に来て間もないころ、用事で訪れた出雲市内で「キャノン」の看板をたまたま目にし、職安を通してすぐに就職を決めたという潔さだ。主にパソコンやその周辺機器とソフトの販売、およびメンテナンスという仕事も、経験を積んできているから不安はない。
ただ、言葉と生活習慣の違いには正直戸惑った。-「例えば電話で、特に年輩の人の言葉が聞き取りにくかったり、行く先々で何杯もお茶をいただいたり…」と苦笑い。約束の時間より遅く集まる‘出雲時間’というものがあることも驚きだったが、「もう慣れましたから、大丈夫」と、さらりと話す。
島根で暮らし始めて3年目。この6月末には、地域で守り続けている八神神楽の一員としてヤマタノオロチ役で神楽デビューも果たした。「みんなのように、まだまだ舞うなんて代物じゃないですよ」と控えめだが、その口ぶりには、この地で暮らすことの深みと味わいを自分のものにし始めた自負が光っている。
「人間らしい生き方がしたい。いつも自然に触れていたいんです」。だからこそ、「究極の夢は自給自足の生活です」。
島根を輝かせる新しい風がまた一つ、爽やかに吹き抜けている。


所長さんに聞きました(出雲営業所所長・山本徹さん)
ざっくばらんでうち解けやすい那須さんは、まるで昔から出雲で育ったような雰囲気も持ち合わせています。パソコン関係に非常に詳しいので私たちも頼りにするところが大きいですが、高飛車なところがなく誰にでも親切に対応してくれます。東京時代に培った専門知識と営業センスをフルに活用して、これからも新規開拓に力を入れ自身の顧客を増やしていってほしいと思います。
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寄川和生さん
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お気に入り島根
三瓶山がいいですね。自宅から車で20分ほどで着きますから、妻と二人で何度も行きました。特に、西の原の広々とした感じが気に入っています。ゆったりした山の姿とすそ野に広がる草原。牛がゆっくり草を食べていたり、馬に乗ることもできたり…。心が解放されるような安心感があります。自宅も山々に囲まれていますけど、身近にこんな大らかな自然があるなんて、ホント、いいですねえ。
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