株式会社ソノ
 
進和産業株式会社
●創業/昭和26年 ●設立/昭和46年 ●資本金/1000万円 ●従業員数/25名
●住所/島根県平田市東福町1984  TEL0853-62-2427 FAX0853-63-3345
[会社概要]○ダイレクトメールによる生命保険会社各社・全国の郵政公社向けの「証券入れ」等の製造販売 ○セールスプロモーション(販売促進)用グッズの企画・製造および販売

保険会社向けの「証券ファイル」製造では トップシェアを守りつづける企業力
平田市の本社を訪れた人は、誰でも驚くかもしれない。なぜなら、工場で製造されているファイル類に目を凝らすと、日本を代表する大手保険会社の社名がプリントされているからだ。また、台紙に表面の素材をコーティングする作業工程を覗いてみると、テレビコマーシャルでよく見かける保険会社の社名ロゴマークが…。企業によってデザイン・配色・素材は様々だが、倉庫では名だたる保険会社への出荷待ちの製品がずらりと積み上げられている。保険に加入すると保管用に配布される「証券入れ」のファイルは、(株)ソノが製造しているのだ。
なぜ、ここ島根県平田市の一企業が、直接受注できるのか。しかも、クライアントの営業窓口はいずれも東京本社で、地方支社・拠点では無い。この素朴な疑問を解くカギは、DM(ダイレクトメール)にあった。(株)ソノでは、顧客のニーズ・予算に応じた独自の製品開発を武器に、全国の企業に向けてダイレクトメールでのPR戦略をとっており、その数は年間6万通を超えている。大手保険会社の証券ファイル製造も、そんなDMへの反響から受注に結びついた。1社の受注実績は、同業他社からの“信頼”も呼び寄せる。それぞれの企業の特色を生かし、デザイン・素材・コストに配慮した独自の製品作りは、保険業界に浸透。長年、証券ファイルの分野ではトップのシェアを守り続けている。

やはり、大切なのは“やる気” その精神が新しいビジネスチャンスを生む
(株)ソノの創立は、先代社長(園 嘉寿雄氏)が昭和26年に「園書店」を開業した時代にさかのぼる。昭和37年には「株式会社園製図機械製作所」を設立し、精密機器の製造を手がける。その歴史と経験が現在の(株)ソノの基盤となっているのだ。製造品目は証券ファイルだけではない。企業のネーム入りボールペンや印鑑ケース、メモ帳、タオルといった販売促進用のグッズ(景品)はもとより、慶弔ギフト用品などでも幅広く事業を展開し、DMによる営業は日本全国で販路を拡大中だ。「お客様の販売促進活動のサポートをすることが、私たちの目標。お客様の立場になって、こちらからアイデアを提案するという、独自の企画力が当社の強みです」と、園社長。
その企画力を支えているのは“やる気”だ。社長室に置かれたキャラクター人形の名は“やる木”。平成5年に開発した「やる木グッズシリーズ」の一つで、他に袋入りキャンディーやハリセンもある。一見、駄ジャレを楽しんでいるように見えるが、“やる気”こそ企業のエネルギー源。(株)ソノのモットーなのである。多彩な企画力を全国に向けて発信し続ける姿勢は、今後も変わることは無い。平田市で産声をあげた製造メーカーは、山陰や地方といった枠内にとどまることなく、そのオリジナルの企画力で全国に“やる気”の翼を広げている。

[園 裕(その ゆたか)代表取締役(51歳)
昭和26年島根県平田市生まれ。県立出雲高校普通科、桃山学院大学経済学部を卒業。大阪の三菱系商社に就職した後、昭和52年にふるさとへUターン。同年、(株)ソノに入社。昭和61年代表取締役就任。趣味はスポーツ全般と音楽観賞。学生時代、ブラスバンド部に所属していたことから、今でもバンドを編成してウッドベースを担当する。二男の父親。

自分の足でふるさとの
古刹や名勝地をじっくり味わう
株式会社ソノでは、休業日を利用して月1回の“山歩きイベント”を実施している。発起人および実行委員長?は園社長自身だ。毎回、会社を基点に5km弱のコースをゆったり歩くのだが、普段自動車での移動に馴れている人にはけっこう刺激的だ。推古2年(594年)に開山された鰐淵寺などの古刹をはさみながら、起伏のある峠や山道を歩き、昼食は、大社町の「島根ワイナリー」でバーベキューを楽しむ。社員や取引先企業も参加して行われるこのイベントは、社員にとってコミュニケーションと健康管理、そして地域の魅力再発見といった効能もあるようだ。
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