とんばらみそ・とんばら漬け

東は大万木山、南は琴引山、西は三瓶山と、緑豊かな山々に囲まれ、自然の恵みにあふれた頓原町は、昔ながらの味覚を大切にし、今も伝えている。特に秋になると一斉に大地の恵みが実り、地元の人々は、その産物を加工することで凍てつく冬はもちろん、年中、健康に過ごしてきた。  その代表的な産物が、みそと漬け物だ。「とんばらみそ」は、地元で収穫された丸大豆を原料に、防腐剤や添加物を一切使用せず天然の酵母も生きたまま。みその酵母を均一に発酵させるために2カ月目で上下を混ぜ合わせる天地返しの作業を行い、温度管理をした好環境のもとで7カ月から8カ月の間、ゆっくりと熟成させるという伝統の製法だ。生きた酵母菌の作用で、味はもちろんまろやかだし、健康にもいい。
また、「とんばら漬け」にも健康に生きるための知恵が詰まっている。大根や人参、なすびといった野菜の古漬けに、頓原のゼンマイ、ワラビ、ショウガなどの山菜を加え、醤油ベースで味付けしてある。着色料も保存料も添加物は一切使用されていない「とんばら漬け」は、熱い御飯やお茶請けに欠かせない、古くから奧出雲の山あいに伝わるおふくろの味だ。
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