ユーアイターンドリーム 藤原浩司
パーソナルデータ
安部誠さん

身地/木次町  住まい/広島県広島市→木次町
職場
/カナツ技建工業株式会社

平成14年4月Uターン
京都の大学を卒業後、広島の百貨店に勤務。大阪で労働組合の専属事務職を経て、再度広島勤務となり、後にUターンする。前職での経験をフルに生かしながらも、建設業界の基本を早くマスターしようと、地道な努力を怠らないように心がける毎日だ。18年ぶりに住み始めた島根はふるさとでありながら、土地の歴史や文化を何も分かっていなかったことに気づき、知識を深めたいと思う一方、子どもに目をかけてやる時間も一緒に遊ぶ空間も豊かなことに、心の落ち着きを感じている。妻と三女、両親の7人家族。 -

「従業員がお客さま」が、仕事の精神。
そして、家族を大切に暮らしていきたい。


大学進学のために島根を離れるときから、長男という立場がすでに頭の中にあった。ふるさとから定期的に送られてくる情報誌で現会社の求人を知り、Uターンするまで4ヶ月足らず。家族の同意も急ぎ足だった。「40才までにUターンできなければ転職はしない」と考えていた藤原浩司さんにとって、最後のチャンスだったのかも知れない。
現在、社員数210名の山陰でも有数の総合建設業の総務課主任として、例えば、従業員の労災保険や専門資格を取るための手続き、年に1度の運動会など社内行事の企画設営などさまざまな業務を丁寧にこなし、社内外からの信頼も着実に積み重ねている。
藤原さんは、大学卒業と同時に広島にある大手百貨店に就職した。婦人服飾担当となり、商品の詰まった重い段ボール箱の運搬や倉庫整理、1日中立ちっぱなしのつらさも経験しながら、売り場の人事や安全面、売上金などの管理を主な仕事とした。そして3年後、グループ会社の大阪本社にある労働組合から要請を受け専属従業員となった。一般的な事務やレクリエーションなどの企画運営、さらに、労働条件をチェックするために全国各地へ出向いて聞いた現場の声を、会社側との交渉のテーブルに載せた。「賃金や休日など会社の重要施策に携わる充実感を味わった」9年間だった。しかし、再び広島の百貨店で勤務するころにはグループ会社が統合されていたため、入社当初はあり得なかった全国各地への転勤も覚悟しなければならなくなっていた。Uターンが本気で視野に入った。
今でも、広島出身の妻には「Uターンするための時間をもう少しかけてやりたかった」と思うが、「学生時代の経験を生かして、早くママさんバレーがしたい」と、明るく話す妻の笑顔に感謝だ。子どもたちには、「門が閉められ檻の中のような園舎ではなく、目の前に川が流れ、当たり前のように鳥が遊びに来る環境の中で、のびのび育ってほしい」と願っている。寝顔しか見られなかった生活とは違い、今はゆったりと親子の時間が持てる。「家族と一緒にいる時間を大切にしたい」と、穏やかな口調に実感がこもる。
これからの目標を尋ねると、「入社してまだ1年も経っていません。前職とは業界が違いますから、まず建設業の基本をマスターしなければと思います。そして、組合の仕事をしているときにたたき込まれた“従業員がお客さま”というポリシーは、現在の仕事にも通じます。それをしっかり踏まえながら確実に業務を遂行していきたいと思っています」。藤原さんは、自分に言い聞かせるようにまっすぐ前を見つめた。


課長さんに聞きました。(総務部総務課課長・森脇俊郎さん)
藤原さんは、デパートマンとして鍛えられてきた来客に対する応対のセンスも素晴らしく、社員に対してもソフトな物腰で親身に接しています。また、建設業界に少しでも早く慣れようと、土木用語辞典をかたわらに置いて勉強するというまじめさも、信頼を集める要素の一つです。人事や労務関係の経験が豊富ですから、総務全般を任せられる人材に育ってくれると期待しています。
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安部誠さん
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お気に入り島根
自宅から車で5分とかからない健康の森は、初め両親から聞いて知った場所ですが、これまでに家族で何回も行きました。パターゴルフやテニスコート、バンガローなどの設備もありますが、私たちは単純に、だだっ広さが気に入っています。みんなで一緒になって走り回ったりして…。また、動物園とは違い、放牧されている羊や牛も身近に見ることができて、子どもたちは大喜びです。
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