ゆべし

中国山地の山あいの里、美都町は柚子の産地です。気候条件や風土が生育に適していたことから良質の柚子が実り、身体にもよいとされる柚子を、 土地の人はさまざまな加工をして食べてきました。
その美都に天領時代から伝わる「ゆべし」は、柚子をくりぬいて味噌やそば粉、胡麻、唐辛子を詰め、藁でくるんで風通しのよいところに干したもので、昔から冬の間の大切な食料でした。
「ゆべし」は、薄くスライスして食べるのですが、柚子の香りと濃厚な味噌味が絶妙のコンビネーションで、一度食べたら忘れられません。炊きたてのご飯や熱燗に添えれば、ぴったりの名脇役。また、お茶受けにも最適です。
そんな「ゆべし」ですが、生産者の高齢化によりいつかは幻の味覚になると思いきや、近年、根強いファンに支えられ、都会の方で少しずつ人気を高めているとか。
晩秋から厳寒の冬にかけて、島根の山あいのふるさとの香りと味を、一度は味わってみたいものです。
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