ユーアイターンドリーム 石川 真之介
パーソナルデータ
安部 哲也さん

出身地/益田市 住まい/広島県広島市→益田市
職場/(社)益田市美濃郡医師会立益田地域医療センター医師会病院

平成11年1月U・Iターン登録→平成12年4月Uターン
高校の恩師の助言で福祉の道を志し、広島にある福祉専門学校で2年間学ぶ。卒業後、広島市内の特別養護老人ホームで介護福祉士としての第一歩を踏み出す。平成12年4月Uターンと同時に現在の職場に勤務し、より温かな思いやりのある介護を心掛ける毎日だ。目下の目標は、介護保険で介護サービスプランを作ることができるケアマネージャーの資格取得である。 -

-「ありがとう」のひと言で、
明日への勇気がわきます。

窓ガラス越しに差し込む日の光が、広いエントランスホールを暖かく包み込む。輪になって座った十数人のお年寄りの手から手へ、風船がぽーんぽーんとはじかれ渡っていく。「○○さん、ナイスプレー」と、介護福祉士・石川真之介さんたちの明るい声が響き、周りにいた家族や看護婦からも歓声があがった。
ここは、平成12年5月に新築オープンした益田地域医療センター医師会病院の中にある長期療養型施設。歌を歌ったりゲームなどで楽しむレクリエーションの時間だ。
石川さんは、広島の専門学校で2年間学び介護福祉士の資格を取得した。卒業後、広島市内の特別養護老人ホームで第一歩を踏み出すが、以前からふるさとで働きたいと考えていた石川さんは、この施設のオープンを知り受験。平成12年4月採用された。
この施設は、1階は介護保険で利用できるが、石川さんが勤務する2階は、医療保険で入院し病気の治療も行われる。介護だけではなく医療行為があるため、介護福祉士としては新分野ともいえる試みを実践する施設だ。44床のベッドはいつも満床で、20人のスタッフ一人ひとりが2、3人の患者を継続して受け持ち、3ヶ月のケアプランをたて介護にあたる。食-事の配膳から食べる介助、トイレへの誘導や入浴の介助など、生活するうえで必要な行動を患者のペースに合わせ、相手が満足できる対応を心がけている。看護と介護の明確な仕事の区分けは難しいが、看護婦と介護福祉士の連携も綿密だ。
そんな石川さんは広島時代、自分には介護の仕事は向かないと思ったことがあった。介護する相手を転倒させたりして、大きな失敗が続いたときだ。自分の注意力不足を悔やみ、悩んだ末に石川さんが思ったのは、「中途半端なままで終りたくない」ということ。
以来、介護福祉士として本物のプロになろうと心を決めた。
現在の目標は、実務経験5年以上で受験できるケアマネージャーの資格取得だ。毎日の業務の大切さはもちろん、仕事に対する自信につながる一つの物差しだと考えている。
「患者さん同志では手助けできない方がほとんど。純粋に私たちを頼ってくださいますから、その分責任も重大」と、石川さん。「ほんのささいな介助を感謝して下さる患者さんの気持ちに触れると、心からの喜びを感じます」。
 ゆっくり、ゆったり、相手の気持ちに合わせて介護する石川さんの笑顔が、「ありがとう」のひと言で、今日も一層柔和に輝く。


婦長さんに聞きました。
石川さんは、研究熱心でフットワークが軽く、相手に対して常に丁寧で親切な対応ができる人。経験者として、当初から新人スタッフに対してリーダーシップも発揮しています。また、ここは長期療養型の施設ですから、患者さんだけではなくご家族との結びつきも当然強くなります。その点でも、ご家族をサポートし、ご家族に代わる人物としてとても信頼されています。何といっても、あの人懐っこい笑顔で誰からも愛されているんですよ。
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安部 哲也さん
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お気に入り島根
のどかな雰囲気の地方競馬、益田市営競馬場があるのが自慢。競走馬の走る姿が美しくて、とても好きなんです。もちろん、たまには馬券も買いますよ。また、魚種が豊富な日本海での磯釣りや高津川での渓流釣りが、すぐ近くで楽しめるぜいたくさがいいですね。広島時代の同僚で広島育ちの妻は、島根に来てから二人目を出産しましたが、「自然が豊かだから子どもを育てるのにはいい環境」と喜んでいます。
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