ユーアイターンドリーム -
パーソナルデータ
臼井 美穂さん

出身地/広島県高野町 住まい/広島県三次市→仁多町
職場/株式会社 雲南家電

平成12年1月U・Iターン登録→平成12年3月Iターン
平成12年3月、結婚のため仁多町へ。同時に現在の会社に就職し、新生活が始まる。住宅設備機器や建築資材を扱う仕事は、大阪の大手スーパー勤務時代に経験した仕事と関連が深く好きな分野。「現在住んでいる家を自分の手で作り直してみたい」という大きな夢を持ち、仕事で出会う職人たちから、少しずつコツと技を伝授してもらっている。 -

仕事と趣味が同じだなんて、
素敵なことですよね。

- 「夢と希望をしっかり持つこと。それを実現するためには日常の積み重ねが最も大切」。福田明善さんが、かつての後輩社員たちに言い続けてきた言葉だ。
福田さんは高校卒業後、大阪の大手スーパーに就職した。大工用品部門に配属され、以来21年間、食品を除いた日曜雑貨を担当し、最後はフロアー長として商品仕入れの重責も担った。また、「お客さまの身になって考えられる人」を重点に社員教育も任された。
しかし、40才を目前にして、大手企業の昇進制度に不安を感じた福田さんは広島県にUターン。その後、知人を介して仁多町に住む現在の奥さんと知り合い、結婚と同時に仁多町で暮らし始めた。
実家のある高野町と仁多町は県境を挟んで隣接し、車で20分ほどの近さだ。婿入りした先は実家と同じ兼業農家だから、農作業に不安はない。現在の職場を選んだのも、大阪時代の仕事と決して無関係ではなかったからだ。工務店や大工さんなどを相手に、建築資材の卸売りや加工、取り付け工事などをする仕事は、昔から好きな分野。「ただ、職人さんたちの専門用語が飛び交っても、最初はさっぱりわからなかった。しかも、アゲだコゲだという方言はまるで外国語のようだった」と、福田さんは苦笑いをする。
そんな中、初めての秋祭りで、福田さんの家に当家の順番が回ってきた。当家とは、氏子を代表して祭り神事のお世話をする大切な役目だ。分からないながらも義父について無事務めを終えた福田さんが、当家の意味を理解したのは後になってからだった。「2年後に、我が家は当家のリーダーである本当家です」と言う福田さんの表情に、地域に息づく伝統行事を守る住民の1人だという自負が、すでに生まれ始めていた。
Iターンした今、福田さんが思うことは、「定住して間もない人、何年も経った人、Iターン希望者の三者が、直接会って本音の情報交換をする場があれば、定住する前に描く夢と現実のギャップを小さくできる」ということだ。より早く、より適格に、島根をついのすみかとして選ぶ自信が持てるように、仲間たちへのエールも考えている。
福田さんは現在、「自分の手で家を作り直すこと」に、自分の夢と目標を定めている。仕事で出会う大工さんなど一流の職人から、壁や天井の張り方、木材の加工方法など、経験を積んだ職人ならではのコツや技を教えてもらっている。「仕事と趣味が一緒になっているから、毎日が楽しい」と、福田さんは満足そうに笑った。


社長さんに聞きました。
Uターン、Iターンに限らず、我が社では人間性(誠実、勤勉)を重視しています。また、都会と違い人間関係を大切にする土地柄ですから、人情味のある人が適しています。福田さんなら、これまで培ったノウハウや経験を生かし、我が社に新風を吹き込んでくれるものと期待しています。
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臼井 美穂さん
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お気に入り島根
他県から来たという特別な思いはないけれど、方言が分からなくてニコニコ笑って聞いていたら、優しい人だと思ってもらえたようです。また、祭りのときには200人くらいの地区の人に会ったでしょうか。後日、親しそうに挨拶をして下さるのだけれど、私にはどこの誰なのかすぐには分からない。そんなときは、本当に冷や汗ものです。でも、暮らし始めてまだ1年にもならない私には、周りの人が親切にしてくれるのが一番ありがたいです。
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