ユーアイターンドリーム 臼井 美穂
パーソナルデータ
福田 明善さん

出身地/邇摩郡温泉津町 住まい/奈良県大和高田市→温泉津町
職場/こばと保育園

平成10年2月U・Iターン登録→平成11年5月Uターン
保母の資格を得るため、働きながら短大で3年間学ぶ。卒業後、職を探すがなかなか見つからず、親孝行にもなるならと帰郷。実家から車で20分ほどの大田市長久町にある「こばと保育園」に勤務し、子どものころからの夢を実現させた。両親から教わった「感謝」の気持ちを大切に、先輩先生の指導を受けながら、体当たりで子どもたちと接する日々だ。 -

先生と呼ばれているけど、
毎日が勉強です。

「道で出会った誰にでも挨拶することが、私は当たり前と思ってきました」と言う、臼井美穂さん。小学校の同級生は6人という、地区全体が家族のような中で暮らしてきた美穂さんにとって、たとえ顔見知りでなくとも声を掛け合うことはごく自然な行為だ。「でも、都会地では不思議がられて変な人に見られてましたよ」と笑う。
美穂さんは、幼いころから保母になる夢を持ち続け、高校卒業後、働きながら学べる奈良県の短大で、3年間学んで保母の資格を取得した。働きながらの勉強は大変だったが、休日の遊びやショッピングにも不自由を感じたことはなかった。何よりも、友だちがたくさんできた。「正直言うと、島根に帰りたくなくなって、奈良で保母になろうと職を探したんです」。しかし、見つからなかった。美穂さんは悩んだ末、「両親を寂しがらせず、親孝行になれば」と決心し、帰郷。平成11年7月、家から車で20分ほどの場所にあるこばと保育園で、念願の保母としてのスタートを果たした。
現在、5人の先生と共に35人の子どもたちに囲まれて奮闘中だ。馴れないピアノの伴奏に合せて元気よく歌ってくれる子どもたちや、手作りのお話を大きな瞳を向けて聞いてくれる子どもたち、お遊戯で手をつなぐと、みんなに遅れないよう必死に力を込める子どもたちなど、子どもたち自身に励まされるような気持ちがする毎日だ。
休日は家でのんびりしていることが多いが、家事はもちろん、西条柿生産農家である両親の手助けになればと、最も忙しい秋期には収穫の手伝いもする。そんな美穂さんにふるさとで自慢できるものを尋ねた。「やはり臼井家の柿です」。両親が一年をかけ丹精して育てた柿は、品評会でたびたび賞をもらうほどの逸品だ。その秀でた味だけでなく、働く両親の姿そのものが、美穂さんにとっては一番誇れるものに違いない。「自分の主張を無理に押し通すのではなく、両親や周りの人の意見を素直に聞いて帰ってきて良かった」と、今は思っている。
保母として歩み始めて2年目。引っ込み思案な自分の性格を認識しながら、先輩先生の堂々とした姿が現在の目標だ。「毎日が勉強の連続」と顔を引き締めた美穂さん。自分のことを先生と呼んでくれる子どもたちのためにも、弱音は吐けない。


先輩保母さんに聞きました。
臼井さんは、素直に人の話を聞く耳を持ち、自ら進んで物事を実行できる人。様々な工夫をし知恵を絞って保育に当たっています。子どもの様子を毎日知らせる保護者の方への連絡帳を見ても分かるように、彼女は明るくユーモア溢れる表現で、子どもたちそれぞれの個性や成長ぶりをしっかり見つめています。あと一歩の課題は、大きな声を出すことくらいかな。
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福田 明善さん
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お気に入り島根
島根に帰ってきて改めて感じたことは、海や山がきれいで、自然が豊か。のどかで心が落ち着くということ。そして、季節に合った楽しみ方が身近で満喫できるぜいたくさです。例えば、夏には真っ青な日本海で泳ぐことができるし、短大時代に覚えたスキーは、すぐ近くの三瓶山でできます。「自然の中で自由に遊ぶ」をモットーとするこばと保育園の子どもたちも、そんな環境の中でのびのびと育つことができて恵まれていると思います。
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