株式会社 仁多産業
 
レーザー光線繊維加工で日本一
株式会社 加地
●創業/昭和56年 ●資本金/1000万円 ●従業員数/75名
●本社/仁多郡仁多町亀嵩1372 TEL0854-57-0336 FAX 0854-57-0337
事業所/製品加工部:亀嵩本社工場、岡山支店、十日市工場、福山工場 
販売部:BeeS(ビーズ)松江店
[会社概要]ジーンズ・カジュアル衣料・高級婦人服などの特殊洗い加工、形状安定加工および染色加工。ファッション衣料の販売。アパレル業界のニーズを先取りした独自の技術開発力で大手繊維会社・ファッションメーカーから高い評価を得て成長を続けている。

電子分野出身のエンジニアたちが、アパレル業界に最新の加工技術を発信!
緑豊かな山々に囲まれた仁多町。JR亀嵩駅からほど近い場所に、首都圏から大手繊維会社や有名ブランドメーカーの担当者たちが訪れる企業がある。目的は、自社製品に最先端の染色・加工技術を施し、クオリティーとファッション性を高めるためだ。
ジーンズを部分的に色落ちさせ、着古した風合いを出すブラスト加工、縫製後の製品の型崩れを防ぐ形態安定加工、同じく縫製後の製品をニーズに合わせて染色したり、レーザー光線で模様を描く。今や大手ジーンズメーカーや高級婦人服製造元から厚い信頼を寄せられる加工技術を自社開発したのは、元大手電器メーカーでキャリアを積んだ奥出雲のエンジニア集団だったのだ。「それまで勤務していた仁多工場が経営の合理化で閉鎖されることになり、町から産業が消えてしまうという懸念があった。それなら、ふるさとに根付く産業を自分たちで創りだそう、と仲間たちで独立を決めたんです。」創業のきっかけを川西社長は語る。
昭和56年、仁多町を拠点にクリーニングのチェーン展開をスタートさせ中国地方一円に120店を有するまでに成長。しかし、社長をはじめスタッフの持ち前の技術者魂が、新しい技術の開発に意欲を駆り立てた。

独自に加工・染色技術を開発 中国・欧米までフィールドを広げる
転機は、昭和59年。クリーニングチェーンで進出した岡山で、ジーンズの加工を依頼されたときに訪れた。すでに業界では、石でジーンズを洗う「ストーンウォッシュ加工」が主流だったが、後発で参入しても勝ち目は無い。それよりも何か斬新な加工技術にチャレンジできないだろうかと試行錯誤した。その末、川西社長が視察先のヨーロッパでヒントを得たのは、部分的に色落ちさせた中古風のジーンズの流行だった。
縫製後のジーンズに特殊な砂を高圧で吹き付けて生地の表面を削るという「ブラスト加工」は、船舶や産業部品の研磨に使われる技法を応用したもの。ナチュラルな仕上がりにジーンズ業界の評判も上々で、大手メーカーから次々と注文が舞込むヒット作となった。 この成功を皮切りに、衣類を傷めず肌にやさしい形態安定加工や、流行の色を自在に量産できる縫製後の染色加工など、新しい技術開発に取り組む仁多産業は、アパレル業界の既成概念を次々と打ち破っている。平成12年11月には中国との合弁会社を設立。アメリカやヨーロッパの衣料メーカーとの技術提携も射程距離にある。ふるさとから開発提案型の企業として挑戦を続ける仁多産業は、その斬新な技術力で翼を広げ、大きく羽ばたこうとしている。

[川西 一夫]代表取締役(49歳)
昭和26年仁多町生まれ。昭和45年県立横田高校卒業後、松下電器仁多工場に入社。電子部品の計測や電子回路の設計に携わる。昭和54年、同工場閉鎖を機に退職。一緒に退職した仲間の技術者と仁多町で事業を興す。昭和56年株式会社仁多産業の取締役に就任。趣味は釣りとゴルフ。

トピックス話題のアンテナショップ
「BeeS」
松江市の学園通り沿いにオープンして以来、流行に敏感な若者や女性たちに支持されている“噂の現場”。実はここ、仁多産業のアンテナショップだったのだ。有名ブランドのアウトレットのほか、レーザー加工でタトゥ模様を描いたオリジナルジーンズも販売。消費者のダイレクトな反応をうかがえる場としての役割も担っている。
株式会社 加地
キラリカンパニーバックナンバー》
Vol.14 Vol.13 Vol.12 Vol.11 Vol.10 Vol.9 Vol.8 Vol.7 Vol.6 Vol.5 Vol.4 Vol.3 Vol.2 Vol.1 

BeanS topバックナンバーVol.1 》キラリカンパニー